小嬢猥樂譚
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按摩を生業にしてる平助という男は今日も宿場を転々としている。
その目的は按摩を隠れ蓑に若い女子を犯そうという魂胆。
今日もふらりと寄った茶屋でどこか良い宿場は無いかと尋ねる。
すると場所は教えちゃくれるものの主人は浮かない様子
聞くところによると何ともここらじゃ「小嬢」という「鬼」が出るそうな。
道を間違えそいつの縄張りに入って帰ってきたものは皆無。
但し鬼に見つかっても眼さえみなけりゃどうって事は無いと
平助は深く考えず道を行く。
しかし案の定迷い込んだは獣道、そして現れたどうにも怪しい小娘。
成程こいつが噂の鬼か、ちょいと懲らしめてやろうと脇に忍ばせた光物を握る。
しかしどうにもこの娘、近寄っただけですってんころりん。
何とも拍子抜けの平助だがそこで見たのは娘の体に似合わぬ大きな大きな乳房と谷間。
鴨がネギを背負ってやってきたと言わんばかりのこの状況。
こいつは別の「懲らしめ方」をしてやろうと思うが娘は一目散に逃げちまう。
全く惜しいことをしたと思う平助だがあれよあれよと気づかぬうちにどうやら宿場の前まで来ていた。
そして再度そこで出会った鬼の娘。
今宵今晩は御馳走だと生唾を飲む音がどこからか聞こえて来た…。
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